キッチン排管パイプのつまりの理由はズバリ、油!
よく、バスルームの排管パイプはつまりやすいなどと言われますが、正直なところ、キッチンの排管パイプにくらべればよっぽどマシである気がしないでもありません。そう感じられる背景には、キッチンの排管パイプのつまりは、ある程度起こるものだと、半ばあきらめに近い感覚があるからかもしれませんね。
しかしそうした傾向には、必ず原因があります。キッチンの排管パイプがつまりやすい原因はズバリ、油です。食べ物を扱うのがキッチンですから、どうしても油が流れてしまうことで、パイプに油汚れが付着しやすいのです。排水口のトラップがあることで、なんとなく調理の際に排管つまりの原因をつくっているイメージもありますが、実は、洗い物の際に油が流れてしまうことが大きな原因になっていると考えるべきでしょう。
油を流さないようにする努力は必要ですが、食べ物を扱う以上は、どうしても油が流れてしまいます。しかも、しつこい油汚れを落とすために、洗剤を使用することになるわけですが、この洗剤の泡もまた、排管つまりを助長する原因になっています。
油をつかうキッチンでは、排管つまりはどうしても起こってしまいますが、その対策ができないわけではありません。
キッチンつまりの原因である油汚れへの対処
油をまったく流さないということは、キッチンである以上ほぼ不可能に近いです。しかし、油を流す量を最小限にとどめることはできるはずです。たとえば、ドレッシングなどに使用されるサラダオイルですが、ドレッシングの余りをそのまま排水口に流してしまうと、排管パイプは高い確率でつまります。
ドレッシング、マヨネーズなどの油系調味料や肉、魚などの動物性油脂が付着した食器は、いきなりシンクに入れるのではなく、まずはキッチンペーパーなどでできるだけキレイにしてから、シンクで改めて洗浄するという方法が有効です。他にもカレーやスープ、ラーメンなどの中華料理では、確実に油がつかわれますので、同様の前処理をしてからシンクで洗うことをおすすめします。
そして、できるだけこまめにシンクやトラップの掃除をするということも、排管パイプのつまりの原因を遠ざけます。油汚れの部分に小さな食べ物が付着してつまりを助長することも想定されますので、できるだけシンクやトラップはきれいにしておくことが推奨されます。
できれば、パイプクリーナーなども効率的につかって、排管パイプの健全化をはかることが、キッチンのつまりの問題解消につながります。